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多文化共生つくって・つながる!プロジェクト「夏の夜の夢」が終演を迎えました。
2回の本番には各回200名のお客様にご来場いただき、大きな拍手につつまれました。
足をお運びいただいた皆様、ありがとうございました。


今回の出演者はブラジル人…8名/中国人…5名/フィリピン人…1名/台湾人…1名/アメリカ人…2名/イギリス人…1名/日本人…12名の30名。
中学2年生から66歳までの参加者が、5月からのワークショップ・稽古を経て舞台に立ちました。

作品はシェイクスピアの「夏の夜の夢」をベースにした、
宮廷や町内会の人間たちや妖精たちが入り混じっての恋のドタバタ喜劇。
その中でダンス、音楽、映像を織り交ぜながら、
日本で暮らす外国人や「違い」を持って生きる日本人がそれぞれに抱える「想い」を自分の言葉で語りました。


構成・演出を手掛けた田室寿見子さん(通称スー)と、参加者30名がつくりあげた舞台を紹介します。




不思議な音楽とダンスから始まったこの舞台。
これからつづられる奇妙な物語を暗示しているよう。
オープニング


舞台はアテネ、公爵の婚礼が間近に迫った宮廷。
娘の交際に反対する母が、娘と正式な婚約者、外国人である娘の恋人を引き連れ、娘を訴えるべくやってきた。
この後、彼らは不思議な出来事に巻き込まれていく…。
宮廷シーン
宮廷の人々
宮廷の人々2


公爵の婚礼祝いに芝居を披露しようと町内会の人々が集まった。
「外国人が入り混じったハチャメチャな町内会」と言われている彼らは、
褒美をもらおうと芝居づくりに奮闘するが…。
町内会の人々
町内会の人々2


妖精パックは、妻と子と共に妖精の王に「魔法の花」を取ってくるという任務を与えられた。
しかしドジな失敗で人間達を翻弄することに…。
パックファミリー
パックファミリー2


妖精の王オーべロンと女王のタイターニア。
演じる二人はブラジル人。ブラジルのダンスAxe(アシェ)を踊りながらの登場に会場は沸いた。
妖精王と女王

妖精を演じるのは、中国人の女の子たち。
妖精の女王を寝かしつけようと、中国の笛を奏で、踊る。
妖精たち


妖精や魔法といった目に見えないものによって翻弄される人間たち。
物語終盤、現実世界に生きる「違い」をもった人々が、自分の「想い」と語り始める。


最近、スコットランド人の恋人と婚約をしたアメリカ人のウェンディ。
「運命を変えるのに、“魔法の花”なんかいらない。自分の力で未来を変えるの。」と語った。
ウェンディ語り

中国から研修生として日本にやってきた20歳のティティは、中国で暮らす恋人と3年間会えない。
交際に反対する両親と彼との将来のため、自分たちの努力でよりよい未来を切り開くと誓った。
ティティ語り

妖精の女王タイターニアを演じたブラジル人のヨハナは、身体は男性だが心は女性。
ブラジルで受けたいじめや暴力、日本で居場所を見つけ安定した生活を送っていることを語り、
そして最後にこう締めくくった。
「私の生き方を理解出来ない人は、理解しなくていい。
生きる上で一番必要なものは、『敬意』だと知ってほしいだけ。」
ヨナハ語り

自分の障害、いじめられた過去を語ったりゅう。
彼の夢は、自立し、マッサージの仕事をすること。結婚をすること。
包み隠すことなく語られた彼の想いは、観客の胸を打ち、客席から大きな拍手が巻き起こった。
りゅう語り

日本に来てから癌を患い、病気と闘病中の孤独を乗り越えたアメリカ人のフィル。
「当たり前」と思っていたものを失い、その価値に気付いた彼は、
今では大きな夢を持ち、決してあきらめることはない。
フィル語り


ラストシーンでは、出演者全員が登場。それぞれが異なる楽器を持ち、思い思いのリズムを奏で、
舞台、そして客席を囲んだ。
一見バラバラに、無秩序に演奏されるその音・リズムは、出演者の気持ちが一つになったとき、
大きなエネルギーとして爆発し、会場を包み込んだ。
ラスト
ラスト2

出演者達の最高の笑顔と、鳴りやまない拍手の中、舞台は幕を閉じた。


終演後、来場者の見送り。家族や友人からの称賛を浴び喜ぶ出演者たち。
最高の仲間たちが時間と空間を共有しつくり上げた舞台、
様々な「違い」を乗り越え、出演者・サポーター・スタッフが「想い」を一つにし、
そこで生まれた大きなエネルギーは、観る人をも感動させたに違いない。
客出し




改めて、ご来場くださった皆様、
ご支援・ご協力くだった関係者の皆様、
そして参加者・サポーターの皆様、
本当にありがとうございました。

(多文化共生“つくって・つながる!プロジェクト”制作担当:松木紗都子)
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